日新リフラテック株式会社( NISSIN REFRATECH CO.,LTD. )
黒鉛坩堝(るつぼ)の専業メーカーとして創設され
以後、日本の近代化と工業発展を支えてきた素形材
業界に製品を供給し、技術刷新を重ねて工業発展に
寄与してまいりました。 現在では、時代のニーズに
応じた一層の研究開発に取組み、一方では徹底した
品質管理を行ないながら高性能・高信頼の製品を国
内一円に販売し、また、タイ国に黒鉛坩堝製造工場
を建設し、東アジアや東南アジア方面への輸出販売
を活発に行っています。
ご挨拶
当社は大正7年3月に彦島坩堝㈱として彦島西山町で創業して以来、黒鉛坩堝(るつぼ)の製造販売に専念してきました。昭和14年3月に本社工場を現在地に移転した後、戦時中の変遷もありましたが、昭和30年9月に日新耐火工業㈱より分離独立し、日新黒鉛耐火株式会社と改名して設立されました。
初代社長の原幾久氏から数えて私で9代目になります。今年(2024年3月1日)で創業106周年、設立70年を迎えています。現在は平成3年にCI実施により日新リフラテック株式会社と社名変更をしております。
この間、当社の主要製品は黒鉛坩堝を柱に専念してきました。弊社は黒鉛坩堝の専業メーカーと言えます。黒鉛坩堝の歴史では材質的にはクレーボンド質とカーボンボンド質が有りますが、現在はカーボンボンド質が主流です。成形法ではロクロプレス、上下プレス、CIPプレスが有りますが、現在はCIPプレスが主体です。しかし当社は現在未だカーボンボンド質のロクロプレス品の製造も行っている業界唯一の会社です。ロクロプレス品の持つ特徴には多くの利点が有る為、選択肢として必要と考えています。
下関の南端に位置する中小企業ですが、製品は長い歴史と技術が詰まった高品質の坩堝を日本全国に提供しています。我が社はお客様に選ばれる製品を作ることでお客様と社会に貢献してまいります。
2008年には独資でタイ国にSCPNタイ工場を出し、国内と同一品質品を日本工場と共々、東南アジア各国の顧客先にも供給しています。
今後も社員が幸せになり、お客様に喜ばれ、社会に貢献し必要とされる会社で有り続け且つ、日々一歩前を目指す会社にしてまいります。
日新リフラテック株式会社
代表取締役社長 田中 泰
会社概要
名称 | 日新リフラテック株式会社 NISSIN REFRATECH CO.,LTD. |
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所在地 | 山口県下関市彦島田の首町二丁目19番10号 TEL:083-266-4177(代表) FAX:083-266-4176 |
代表者 | 代表取締役社長 田中 泰 Tanaka Hiroshi |
創業 | 大正 7年3月1日(1918年) |
設立 | 昭和30年9月8日(1955年) |
資本金 | 7,500万円(平成19年1月) |
事業内容 | 非鉄金属溶解用耐火材の製造・販売 窒化ホウ素BN粉末の製造・販売 アルミの金型鋳造向け塗型剤の製造・販売 |
売上高 | 1,479百万円(2024年3月期) |
従業員 | 95名(2024年3月末現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要取引銀行 |
株式会社 山口銀行 彦島支店 |
事業所一覧
本社・工場 |
〒750-0085 |
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東京支社 東京営業所 |
〒175-0081 |
名古屋営業所 |
〒460-0008 |
大阪営業所 |
〒660-0801 |
下関営業所 |
〒750-0085 |
企業のあゆみ
日新リフラテック株式会社は、1918年に朝鮮半島で産出される天然鱗状黒鉛を利用して亜鉛製錬用の黒鉛坩堝(るつぼ)を製造する目的で「彦島坩堝株式会社」として創業いたしました。
また、途中、関係会社との統廃合を経て、1955年には「日新耐火工業株式会社」から黒鉛坩堝製造部門が独立し、「日新黒鉛耐火株式会社」として新たなるスタートをきり、1991年に現在の社名に変更いたしました。
創業以来、一貫として黒鉛坩堝の製造に携わり、現在も最新の鋳造・精錬・溶解の技術に対応した製品づくりに邁進しております。
大正 7年 3月(1918) | 彦島坩堝㈱として、神戸の総合商社「鈴木商店」により、下関市彦島西山町において創業される。 クレイボンド系黒鉛坩堝の製造を開始する。 |
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昭和13年10月(1938) | 東京耐火器材㈱を東京都板橋区に設立する。(後の東京工場) |
昭和14年 7月(1939) | 現在地の下関市彦島田の首町に新工場を設立し、本社を移転する。 |
昭和18年 3月(1943) | 大阪坩堝㈱と合併して、東亜坩堝㈱に商号変更する。 |
昭和25年 9月(1950) | 日新耐火工業㈱と合併する。(本社:大阪) |
昭和30年 9月(1955) | 日新耐火工業㈱より黒鉛坩堝製造部門が独立し、日新黒鉛耐火㈱を設立する。 |
昭和32年 1月(1957) | カーボンボンド系黒鉛坩堝の製造を開始する。 |
昭和39年 7月(1964) | 東京工場を閉鎖し、下関本社工場へ集中統合する。 |
昭和58年 6月(1983) | 名古屋営業所を開設する。 |
平成 3年 4月(1991) | 現社名の日新リフラテック㈱に商号変更する。 |
平成 5年11月(1993) | 冷間静水等方圧プレス機(通称CIP)を導入し、NC坩堝の製造を開始する。 |
平成 7年6月(1995) | 窒化ホウ素(h-BN)粉末の製造設備を増設する。(第2次) |
平成11年 9月(1999) | 東亜實業㈱の株式を取得し、グループ会社とする。 |
平成18年12月(2006) | タイ国に完全子会社「Siam Casting Parts Nissin Co.,Ltd.」を設立する。(略称 SCPN) |
平成20年11月(2008) | タイ国プラチンブリ県304工業団地にSCPN工場を竣工し、黒鉛坩堝の製造を開始する。 |
令和 3年 5月(2021) | 窒化ホウ素(h-BN)粉末の製造設備を増設する。(第3次) |
関連会社
東亜實業株式会社 |
【本社】 【東京営業所】 |
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Siam Casting Parts Nissin Co.,Ltd. |
【本社・工場】 タイ国ブラチンブリ県304工業団地 432 Moo.7, Tambol Thatoom, Srimahaphot, Prachinburi 25140 Thailand TEL +66-037-481064 FAX +66-037-484068 |
品質方針
品質方針「顧客の信頼と満足を得る品質のたゆまぬ提供」
当社の品質方針と品質目標を定め、事業プロセスに関与する全従業員に対しクオリティマネージメントを遵守すべきことをここに指示し、業界及び社会に貢献致します。
品質とは次の4つである。
Ⅰ:Q(品 質) 市場において不良のない製品
Ⅱ:C(コスト) お客様が満足するコスト
Ⅲ:D(納 期) お客様が満足する納期
Ⅳ:T(技術力) お客様の要求・期待を実現できる技術力・開発力
お客様の信頼と満足を得る為には、次の3項目が必須条件である。
Ⅰ:お客様のニーズに対応できる「技術」
Ⅱ:お客様の要求事項を確保できる「品質管理体制」
Ⅲ:決められた事を決められた通りに実践できる「人」
上記の品質方針は、当社とお客様間だけでなく、当社と取引先(協力会社)間でも当てはまり、当社と取引先間で満足いく品質が得られることで、初めてお客様の満足を得ることができます。
よって、お客様・当社・取引先の3者が満足できることが最良であり、その様にしていきたいと考えます。
日新リフラテック株式会社